最近よく体調不良になったり、風邪をひきやすくなったと感じる方。せっかくのお休みにも疲れて気力がなく家の中でダラダラして過ごしてしまうことが増えたという方。こんな症状が続いていたら、カラダの免疫力が低下しているサインかもしれません。免疫力が低下すると疲労物質がうまく除去できず蓄積し疲れやすくなったり、体内にウイルスが侵入しても戦えず病気になりやすくなってしまいます。今回は、エネルギッシュで疲れ知らずなカラダになるために免疫力アップする方法をお伝えします。
「免疫力アップ」で疲れ知らずのカラダになる4つの方法
その1 スワイショウ(回転法)をする
スワイショウ(回転法)とは手を振る気功法で、誰でも簡単にできる軽い運動です。ムリのない適度な運動は、免疫細胞(特にNK細胞)の働きを活発にさせるので免疫力アップに効果があります。スワイショウはとても簡単で続けやすく健康効果も抜群です!気功法ですので気の流れを調整し身体エネルギーを活性化することができ、腕を振ることで脇の下の滞りやすいリンパの流れが良くなります。それでは、やり方を説明します。
① 肩幅に足を開いて、頭を上から吊られているような感じで脱力してゆったりと立つ
☆ ポイント: 背筋は姿勢良く伸ばすように意識。背筋以外はとにかく脱力が重要になります。
② 腰を左右にゆっくりと回す。同時につられて動く両腕を左右方向にひねるように振る。イメージは体を中心軸としたでんでん太鼓のような動きで、遠心力にまかせて両腕はまきつけるようにします。
☆ ポイント: 振る方向に顔も向ける。両腕の振る角度を、斜め下、水平など少し変えてみる。ひざをやや曲げて、おしりの仙骨を動かすことを意識すると効果がアップ。
これを、ひたすら繰り返します。
寝る前と起床時に100回ずつくらいを目安にするのがおすすめですが、やってみるととても気持ちが良く無心になれるので好きな時に好きなだけやってオッケーです。やればやるだけ気が循環し体の血流が良くなるので免疫力アップします。
その2 イメトレしながら半日断食を試してみる
免疫力アップには、腸内環境を正常化させることがとても重要です。現代人の多くは、明らかに食べ過ぎています。あらゆる健康法を試してみたり、腸に良いとされるヨーグルトなどの食材を食べても一向に効果が感じられないという方はいませんか?それは、食べる量や頻度が多すぎて腸が消化しきれずに宿便がたまり、栄養を吸収できない状態になっているためです。腸が汚れていては、どんなに良い食材を摂っても無駄になってしまいますね。
そこで、朝食を抜いて半日断食にチャレンジしましょう。腸の宿便をとるのに長期の断食は必要ありません。
慣れると朝から頭が冴えるのを実感できます。私たちに休日が必要なように、働きづめの腸も休まる時間が必要です。空腹の時間が長いほど、腸が早く回復してくれます。半日断食を続けると、空腹時に腹痛などがおきることがありますが、これは腸にこびりついた腐敗物がはがれ落ちる痛みですので改善しているサインです。日頃から食べ過ぎの人は、どす黒い便が出ることもあります。
そして、食事する時はイメトレしながらがおすすめです。食事の時、「この食材が消化され自分の血となり肉となって、体が回復し免疫力アップする!」とイメージしながら食べると実際に何も考えずに食べるより、栄養の効果が倍増されカラダの機能も活性化されます。お腹いっぱい食べてしまうのを抑える効果もありますよ。
その3 イメトレしながら40℃のお風呂に10分つかる
お風呂が、健康に良いということはご存知の通りです。ぬるめのお湯に長時間入る半身浴などはリラックスでき血流アップするので良いとされていますが、今回は免疫力アップに効果的な入浴法をお伝えします。まずポイントは温度と時間です。体温より高い40度くらいのお湯に胸のあたりまで十分に浸かり10分程度入るのが効果的です。10分以上だと長すぎて体に負担をかけてしまうので注意してください。
病原体のウイルスなどは体温が38.4度を超えると活動が鈍くなり白血球に食べられていきます。風邪で高熱を出すのは、体内に侵入した病原体を弱らせるため脳が体温を上げるよう指令を出すからです。それで、40度くらいのお風呂に入り一時的に体温を上げると免疫システムが働きやすくなります。
そして、入浴中にもイメトレがおすすめです。「体の中のウイルスがこの高温でどんどん弱って活発な白血球軍団に食べられていっている!ぐんぐん免疫力アップしている!」とイメージしながらお風呂に入ると効果が倍増します。
その4 お腹を抱えて大笑いする
面白おかしい「お笑い動画」を見て大笑いすると免疫力アップに効果大です。笑いはナチュラルキラー(NK)細胞という免疫細胞の働きを大幅に活性化させるということが医学的に証明されています。
海外では、膠原病という回復率500分の一という絶望的な病から、「笑い」を治療として取り入れて奇跡的に回復したという例もあります。この患者は、入院中に毎日笑う時間を多くとるという目標で、ジョーク番組を見たり、ユーモア集を読むなどを積極的に続けました。これが免疫系に作用して膠原病特有の痛みを和らげることに成功したのです。意識的に「笑おう」というポジティブな気持ちもよかったのかもしれませんね。
できればお腹を抱えるくらい大笑いできるような明るくほのぼのとしたドッキリ動画などがおすすめです。最近では、海外の動画も気軽に見られるようになっていますし、自分のツボにあったものがきっとあるはずです。「今は笑える気分ではないよ。」という方は、感動して泣ける映画や漫画で自分の気持ちと向き合うようにすることで、ストレスの解消にもなるでしょう。
いかがでしたでしょうか。4つの免疫力アップ法をお伝えしました。中でも、スワイショウ(回転法)が特におすすめです。気の流れを調整するこでストレスによる暴飲暴食も自然に抑えることができ、カラダに良い習慣を楽に受け入れることができるようになります。ぜひ実施して疲れ知らずの気力あふれる毎日をお過ごしくださいね。
まとめ
「免疫力アップ」で疲れ知らずのカラダになる4つの方法
- その1 スワイショウ(回転法)をする
- その2 イメトレしながら半日断食を試してみる
- その3 イメトレしながら40℃のお風呂に10分つかる
- その4 お腹を抱えて大笑いする