仕事だけでなく、プライベートでも誰かに何かを伝えなければいけないことって多いですよね。だからこそ、伝える力が低いと、大きな損につながってしまうことが多いんです。
あなたは、一生懸命話をしているのに、言いたいことが相手にほとんど伝わっていなかったなんて経験はありませんか?そんなとき、相手に原因があると相手を責める人もいますが、実は、話し手の伝える力が低いことが原因です。
話が伝わらないことを相手のせいにしていると、自分の伝える力の低さを認識できません。でも、伝える力が低いままだと、自分自身が損をしてしまうんです。
それは、相手の迷惑につながるから。ここでは、伝える力が低いだけで、人生で大きな損ばかりする理由をお伝えします。
伝える力が低いだけで
人生で大きな損ばかりする理由
話が無駄に長くなってしまうから
伝える力が低い人の多くが、実は話すことが好きな傾向があります。だからこそ、話し始めると、さまざまな方向へ話が脱線してしまうんです。話が脱線してばかりでは、当然、話が無駄に長くなってしまいますよね。
話し手が親切のつもりで「持っている情報をすべて伝えよう」と思っても、実際にすべての情報が必要になるわけではありません。
聞き手からすると、情報量が多すぎるので、かえって話を理解しにくくさせることにつながってしまいます。また、話が無駄に長くなるということは、それだけ相手の時間を無駄にさせているということ。時間という面でも、相手に迷惑をかけてしまうことにつながります。
情報が相手に正しく伝わらないから
伝える力が低い人の中には、自分自身が話の内容を理解できていないことがあります。頭の中で整理できていないことを人に伝えようとするので、相手にうまく話が伝わらなくなります。
また、伝える力が低い人ほど、「主語」を抜いて話を進めがち。自分では、分かっているので、つい相手も知っているだろうと思ってしまうんですね。でも、これらが原因で、聞き手に情報が正しく伝わらないことが多いんです。
情報が相手に正しく伝わらないということは、間違った情報が相手に伝わってしまうということ。これが、仕事上で起こったらどうなるでしょう。
重大な損失が生まれる可能性も否定できません。このように、伝える力が低いと、自分だけでなく、さまざまな人に影響をおよぼすことにもなりかねないんです。
思いやりがない人だと思われてしまうから
説明がうまい人は、自分の言いたいことを端的にまとめ、それを相手が理解しやすい言葉を使って相手に伝えることができます。
でも、伝える力が低い人は、自分が言いたいことをうまくまとめられなかったり、相手が理解できない言葉を使って説明したりするんです。
伝える力とは、物事を分かりやすく相手に説明する能力のこと。説明する能力と聞くと、なんとなくプレゼンや話し上手をイメージしがちですが、実は、伝える力に必要なのは、コミュニケーション能力です。
これは、相手に分かるように伝えるためには、相手を思いやる気持ちが必要になることからもなんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか。
だからこそ、相手に分かりやすく伝えることができないと、思いやりがない人だと思われてしまうことがあります。
「自分」という人間を誤解されてしまうから
伝える力が低いと、「自分」という人間を誤解されてしまうことがあるんです。私たちは、他人の考えていることや思っていることを想像することしかできませんよね。だからこそ、自分の見たままを相手のイメージとして記憶しがち。ここから誤解が生まれてしまうんです。
伝える力が低いのには、さまざまな理由がありますが、伝える力が低いと、どうしても語彙力や表現力が乏しいと思われがちなので、たとえ緊張が原因でうまく伝えられなくても、頭が悪い人というレッテルを貼られたり、暗い人だと思われたりなど、「あなた」という人を誤解されてしまうことにつながります。
相手に不快な思いをさせてしまうから
伝える力が低い人の話は、前述のとおり話が長引いたり、必要な情報が洩れていたり、余計な情報が含まれていたりなど、内容がうまくまとまっていません。聞き手の立場から見たら、相手が何を言いたいのか分からないですよね。
その結果、話を理解するために質問を繰り返したり、何度も同じ説明を聞かされていたりなどして余計な時間がかかるだけでなく、相手をイライラさせたり、不安にさせたりなどの不快を与えることも。これが繰り返されれば、話したくないと思われたり、実際に避けられたりすることもあります。
いかがでしたか。毎日さまざまな人と関わっていると、説明がうまい人とそうでない人がいることに気づきますよね。説明がうまい人は、仕事だけでなくプライベートでも、周囲から厚い信頼を得られるものですが、伝える力が低いと、大きな損につながってしまうことが多いんです。
その理由のひとつが、話が無駄に長くなるから。伝える力が低い人の多くが、意外にも話をするのが好き。だからこそ、一度話し始めると、話があちこち脱線してしまうため、話が長くなりがちです。でも、これは相手に不要な情報まで与えてしまうことになるので、かえって話を分かりにくくします。
また、伝える力が低い人は、話の主語が抜けていたり、自分の頭の中でまとまっていない話をするため、情報が正しく相手に伝わらずに、大きな損失につながることもあるんです。伝える力を育てるためにも、ここにご紹介したことを参考にしてみてください。
まとめ
伝える力が低いことで損ばかりする理由は
・ 話が無駄に長くなってしまうから
・ 情報が相手に正しく伝わらないから
・ 思いやりがない人だと思われてしまうから
・ 「自分」という人間を誤解されてしまうから
・ 相手に不快な思いをさせてしまうから