勉強の効率を追求した定期テスト必勝法(文系教科編)


定期テスト1週間前になるとテスト範囲が発表され、部活もテスト休みとなっていよいよ勉強モードですね。わずか1週間という短い期間なのでできることは限られていますが、勉強の効率を考えて作戦を立てて取り組むようにしましょう。成り行きまかせの勉強では、時間がかけたわりには効果は少ないですよ。

今回は、勉強の効率を追求した定期テスト必勝法のうち、文系教科(英語・国語・社会)の対策についてお話しします。これらの教科に共通していえることは、教科書の内容からの出題が多いということと、暗記事項が多いことで、理系教科に比べて直前の追い込みの効果が高いという特徴があります。

それでは、これらの点を踏まえて、勉強の効率を考えた定期テスト必勝法を考えていきましょう。

なお、理系教科(数学・理科)の定期テスト必勝法をごらんになりたい方は次のリンクからどうぞ。

勉強の効率を追求した定期テスト必勝法(理系教科編)

 

 

勉強の効率を追求した定期テスト必勝法(文系教科編)

 

テスト勉強の最初にするべきこととは?

テスト勉強の効率を極限まで高めるために、必ず最初にするべきことがあります。それはいったい何だと思いますか?

答えは、「自分ができることとできないことをきちんと仕分ける」ということです。勉強の効率を高めるためにはとても大事なことですから、しっかり覚えておいてくださいね。

1週間という短期間では成績アップに効果的な勉強だけに集中する必要があるわけです。わざわざ練習しなくてもできる問題をやる必要はないですし、練習してもできないような難しい問題に時間をかけると勉強の効率は非常に悪くなりますのでこれもやる必要はありません。そこで、集中してやるべき問題は、「今はまだできない可能性があるが、練習すればできるようになる問題」ということになります。

テスト範囲が発表された際に、おそらく学校から提出課題が出されていると思いますが、テスト勉強の最初にするべきことは、まずその提出課題を終わらせて、できることとできないことを仕分けることです。(なお、提出課題が出されていない場合は他の問題集をチェックして仕分けをしましょう)。正しく仕分けができるかどうかでその後の勉強の効率が大きく変わってきますので、できるかできないかの判断はできる限り正直につけるようにしましょう。

仕分けについては、次の《到達度レベル》を使った方法をオススメしています。問題を解いて、答え合わせをするときに次の4つの基準でレベル分けをしていきましょう。できなかった問題もレベルSを目指してくり返し練習することで勉強の効率と成績は確実に上がっていきます。

《到達度レベル》

S・・・見た瞬間に解き方や答えがわかる(できて当たり前のレベル)
A・・・時間はかかるが一応できる(大体できるレベル)
B・・・ヒントをみたり、調べればできる(まだ自力ではできないレベル)
C・・・解説をみても全くわからない(自分では解決できないレベル)

※レベル分けはできる限り正直につけてください。甘すぎても厳しすぎても効果は薄くなります。

教科書のテスト範囲をチェックし、同様に仕分けをしていきます。英語であれば単語・熟語・基本例文、国語なら漢字や語句の意味、社会は教科書に太字で書かれている用語などの重要事項について、理解できていないところや覚えていないところを見つけて、レベル分けをしましょう。

上記のレベルSの基準までできるようになった問題が多ければ多いほど、テストでの高得点が期待できます。そこで、テスト直前は、4つのレベルのうちAとBに集中して勉強することが成績アップに最も効率的です。提出課題と仕分けは1日も早く終わらせて、弱点克服に集中して取り組む体制をつくりましょう。

なお、《到達度レベル》については、次の記事でも詳しく説明しています。ご覧になりたい方は、次のリンクからどうぞ。

効率の良い勉強法で成績を上げる3つのステップ

 

 

成績を上げるための勉強=弱点克服に集中すること

提出課題が終わったからといって、テスト勉強は終わりではありません。ここからが本当に成績を上げるための勉強になります。先ほどの《到達度レベル》で仕分けた基準に沿って、勉強を効率よく進めていきましょう。取り組む順番としては、1問でも多くレベルSまで仕上げたほうが勉強の効率はよくなりますから、次の①→②→③の順がオススメです。

① レベルAの問題を練習してレベルSまで仕上げる
② レベルBの問題を練習してレベルAに、さらにレベルSまで仕上げる
③ 時間に余裕があればレベルCの問題を少しでもできるように取り組む

また、文系教科(英語・国語・社会)の対策として、特に力を入れて取り組んでほしいのが次の項目です。暗記の割合が多い教科ですが、教科書をしっかり読んで、自分の言葉で説明できるようにきちんと理解しておくことが大切です。

・学校の課題はテスト3日前までに終わらせて、直前の3日間はできないところの勉強だけに集中する
・教科書は3回以上読む
・間違えた問題は解ける自信がつくまで何回でもやり直す
・英単語・漢字・語句などの暗記項目は最低3回覚え直す

できたつもりが一番危険です。何回も練習したのにテストで書けなかった…なんてことが無いように、時間の限り覚えきれていないところは何回でも覚え直して完全なものにしてしまいましょう。

 

おさらい

いかがでしたか。勉強の効率を追求した定期テスト必勝法として、文系教科(英語・国語・社会)対策についてお話ししました。提出課題を早く終わらせて、できないところの克服に絞った勉強で効率をアップさせれば、1週間という短期間でも成績アップは十分可能ですよ。頑張ってください!

《勉強の効率を追求した定期テスト必勝法(英語・国語・社会編)》

テスト勉強の最初にするべきこととは?
提出課題を終わらせて、できることとできないことを仕分ける

提出課題を終わらせてからが本当の意味で成績をあげるための勉強
できないところの克服に集中し、できたつもりで終わらせないよう徹底的に反復練習をする


連記事