1分間スピーチで緊張する人にお奨めのあがらない話し方

1分間スピーチを朝礼などに取り入れている企業って多いですよね。人前で話すのが苦手な人にとって1分間スピーチは生きた心地がしないものですが、やらないわけにはいかないでしょう。

普段から大勢の前で喋る機会がないと、なかなか上達する機会もありませんし、場数を踏まない慣れることもありません。

人前でスラスラ喋っている人でも、その多くはとても緊張していますが、いざ話すときにはいろんなテクニックを駆使し、あがらないようにスピーチをしているのです。

難しそうに思えますが、誰でもコツをつかめば、あがらないようにスピーチすることができるようになるでしょう。そこで今回は、1分間スピーチのときに、あがらない話し方についてお伝えします。

 

1分間スピーチで緊張する人に
お奨めのあがらない話し方

 

話すことを箇条書きでまとめて、テンプレ化しておこう

1分間スピーチをやることになったら、話すネタをまとめておきましょう。スピーチ内容を細かく作れる自信があるなら作っても良いですが、いざスピーチするときに、あがってしまいど忘れするくらいでしたら、おおまかな流れだけ決めておくことの方が有効でしょう。

1分間スピーチですから、喋り出したらあっという間に終わってしまいます。テーマが決まっているなら、テーマに沿ったネタで、主題と結論を先に述べ、その理由付けを説明していく、など1分間スピートのテンプレートを作っておくと構成に困らないですよね。

準備をしっかりしておくのも、当日あがらないようにするための方法のひとつです。

 

観客を家族だと思ってみよう

1分間スピーチにかぎらず、人前で話すときに緊張してあがってしまうときというのは、周囲の人間が「敵」であると感じているときです。

誰でも敵の只中にいれば緊張するのは当たり前のことですよね。かのアメリカ合衆国大統領のオバマさんは、スピーチをするときは聴衆を家族と思うようにしているというエピソードがあります。

このエピソードからわかることは、話し手と聞き手の間に「つながり」を持つことが大切であるということ。

聞き手の中に、一人でも応援してくれる人を作っておくことをおすすめします。つながりが安心感を生み、その安心感から余裕のある人として評価されるでしょう。

 

緊張していることを受け入れよう

1分間スピーチとは言え、人前で話すことは誰にとっても緊張するものです。「緊張」と「あがる」は別モノで、信号機に例えると「緊張」は黄色信号、「あがる」は赤信号でしょう。

「緊張」から「あがる」状態になってしまうと、平常心に戻すのは至難の技。「緊張してきた」と思ったら、緊張していることを受け入れ、言葉にしてみましょう。

また「私、緊張しているなあ。いいぞ、いいぞ!」と肯定的に受け入れることで、緊張を武器に変えることができるかもしれませんね。1分間スピーチ中に失敗しても、その状況を受け入れることで、破綻せず最後まで話すことができるでしょう。

 

完成度は60点くらいを目指そう

1分間スピーチで緊張してあがってしまう人は、完璧主義だったり、理想を高く持ちすぎているのかもしれません。あがらないで話せるようにするためには、自分で作ったハードルの高さを下げてみましょう。

大体60点くらいを目指すつもりで臨むことで、「うまくやらなければいけない!」というストレスから解放され、緊張が和らぐでしょう。

途中しどろもどろになっても、最後まで話しきればOK、どれだけ失敗してもOKなど、ハードルを低くしていくことで、1分間スピーチがかなり楽に感じるはずです。話し手が楽そうにしていると、聞き手も自然と楽に聞いてくれるので、結果的に質の高いスピーチになるでしょう。

 

たっぷりと間を取ってゆっくり話そう

1分間スピーチをするとき、緊張してきたなと感じたら、いつもの3倍ゆっくり話すつもりで臨みましょう。小さいこどもに読み聞かせをするようなスピードで構いません。

口調が早くなりそうだな、と感じたら、「間」(ま)をとって気持ちを沈めましょう。ゆっくり話すことで、相手にとっても聴きやすいスピーチになると同時に、ゆっくり話すことで、自分が何を喋っているかが冷静に判断できますよね。

また1分間スピーチでは伝えられる情報に限りがあるので、ゆっくり話して伝えられるくらいの情報量が適しているとも言えます。

 

いかがでしたか。

1分間スピーチであがらないようにする最大のポイントは、やはり自分の中で高くなりすぎているハードルに気がつくことでしょう。

緊張しあがってしまうのは、「何かするときは、必ず成功させなければならない」という強迫観念の影響が強いからだと言えます。

言い方を変えれば、プライドが高いのかもしれません。大切なのは聞き手にわかりやすく伝えることなので、それが達成できていればOKなのです。

また、聞き手との「つながり」は大事にしたいポイントです。精神的な孤立感が「あがってしまう」原因になるので、聞き手は味方であり、家族であるという気持ちで臨みましょう。

1分間スピーチという短い時間の中でも、この2点だけでも集中できれば、緊張することもなくスピーチができ、むしろ1分間スピーチを楽しむことも夢ではなくなるでしょう。

 

まとめ

1分間スピーチであがらないポイントとは

・ 話すことを箇条書きでまとめて、テンプレ化しておこう
・ 観客を家族だと思ってみよう
・ 緊張していることを受け入れよう
・ 完成度は60点くらいを目指そう
・ たっぷりと間を取ってゆっくり話そう


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