思考回路を整理して最速でベストな答えを導く5つの方法


頭の回転が早い人を見て「どんな思考回路をしているのだろう」と感心してしまうことは誰にでも経験がありますよね。特に、優れた決断力を発揮する人の思考回路は、もし可能であれば覗いてみたいでしょう。

仕事現場での企画や方針の決定はもちろん、例えば何種類もある家事をどのような順番で済ませていけば要領が良いのかサッと判断できるかどうかも、問題解決力が問われることの一つです。

程度の差はありますが、ビジネスの場面ばかりではなく、日常生活の中にも解決するべき問題に対して素早く最適な答えを導き出さなければならない状況はあるのです。そこで今回は、思考回路を整理して最速でベストな答えを導く5つの方法をお伝えします。

 

思考回路を整理して最速で
ベストな答えを導く5つの方法

 

当たり前の事にも「なぜか?」と常に疑問を持ちましょう。

思考回路を整理する上でまず大切なことは周囲のことに対して常に「なぜなのか?」という疑問を持つことです。日頃から色々なことを思考するクセをつけるということですね。

当たり前だと思われる事に対しても疑問を持つことで、その理由や事情を探り把握しようとする過程で新たな発想や視点、考え方を発見することに繋がります。

何か問題に対して素早くベストな答えを導くためには、普段からこうした柔軟な思考回路を鍛えておくことがとても大切です。

また、ある結果に対して「この結果になるためにはどういう経過があったのか」と遡って考えるようにすることも良い訓練になります。思考回路を整理する前に、まずは整理する必要があるくらいの多彩な思考ができるようにしましょう。

 

書き出す習慣で頭の中をスッキリ仕分けしましょう。

さて、思考回路を整理するためには、身に着けた柔軟で幅広い思考を整理しなければいけません。部屋と同じで色んなもので溢れていたら片付かないですよね。

思考を仕分けるコツは答えを導く必要がある問題に対して「必要」か「不必要」かを見極めて仕分けることが大切なのです。こうした思考を効率的に行うためには「紙に書き出す」ことから始めると良いでしょう。

頭の中で考えているより、書くという行為によって自分で整理しやすくなりますし、視覚的にも明確になります。問題に対してベストな答えを出すためには、なるべく多くの情報が必要となるでしょう。

けれど、その情報が事実なのか、そして必要なものなのかをしっかりと判断できなければ、ベストな答えには辿り着けないかもしれないのです。そのために、日ごろからメモを取りながら頭の中を整理することを習慣にしましょう。

 

頭の中の収納に数多くの思考的ストックを蓄えましょう。

ベストな答えを導くために思考回路を整理するには、頭の中を仕分けてスッキリさせるだけでなく、仕分けた状態でストックしておく事が必要です。頭の中にできるだけ大きな棚や引き出しを作るということですね。

ある問題に対してベストな回答を導く優れた思考回路の持ち主は、発想力に恵まれていることはもちろん、頭の中の棚や引き出しにアイディアや物の見方、情報といった思考的ストックを数多く用意しています。

そして、そうした思考のストックを頭の中の収納家具の中から、素早く最も適したものを選ぶことに長けているのです。このような思考回路は、例えばあるテーマに対して答えを集めるという山手線ゲームや、同じ部首の漢字をどれだけ書けるかといったクイズなどで鍛える事ができますよ。

 

物事の流れを図式化できるようにしましょう。

思考回路を整理するために頭の中を仕分けるのは良いとして、中には多く蓄えておくのが苦手…という方がいらっしゃるかもしれませんね。

そのような場合は、答えを導くための情報や思考の流れを図(フローチャート)にしてみる事も有効です。先にお伝えした通り、やはり目に見える形にすることでより整理しやすくなりますよ。

ただ、このような図を自分で描けるようになるには、普段から思考の流れ(時系列)や、情報の関連性を意識して考えるようにしておく事がとても大切です。

日々の出来事をきちんと日記に書くことや、料理本を見ながらその通りに料理するなど、実は日常の中でも意識できることは色々あります。このような考え方が身についてくれば、ある問題に対するベストな答えをスムーズに導くことができるようになるでしょう。

 

“ベスト”を目指すならある程度の時間を掛けましょう。

さて、今回お伝えしてきたのは思考回路を整理して最速で“ベスト”な答えを導く方法でした。何事も早く答えを導くことができれば素晴らしいですよね。

ただ、それが“ベスト”であることを目指すのであれば、判断のためにある程度の時間を掛けることは必要です。もし、できる限り早く答えを出すことが重要で、後に軌道修正や訂正ができる状況であれば即断・即決を優先するべきです。

しかし、やり直しがきくとは限らない大きな問題についてより良い答えを導くためには、できる限り早くということは念頭に置きながも、立ち止まって自分の中での確認作業をする時間をしっかり取るようにしましょう。

なかなか答えが出せずにいる期間について時間の無駄になるのではないかと思う方がいるかもしれません。しかし、ある程度時間を掛けることで、その末で出した答えが仮に“ベスト”でなかったとしても、後悔をする事が少なくなるのです。決して無駄ではありませんよ。

 

いかがでしたか。思考回路を整理して最速でベストな答えを導く5つの方法をお伝えしました。思考回路を整理するというと難しく聞こえるかもしれませんが、要は頭を柔らかくしてできる限りたくさんの情報や視点を持っておくということです。

そして、問題に対して素早く最適な解決策を導き出す力や、とっさに機転を利かせる力は鍛えることができるということを日頃から意識しておくことが大切です。

重要な問題であればある程、ベストな答えをできるだけ早く導き出すというのは難しくなりますし、プレッシャーも大きくなるでしょう。

けれど、人に任せることができない問題であれば、どれほど大変な問題でも自分で解決しなければなりません。今回お伝えした方法を参考にして、納得できる答えを導き出してください。

まとめ

最速でベストな回答を導く方法とは

・ 当たり前の事にも「なぜか?」と常に疑問を持ちましょう。
・ 書き出す習慣で頭の中をスッキリ仕分けしましょう。
・ 頭の中の収納に数多くの思考的ストックを蓄えましょう。
・ 物事の流れを図式化できるようにしましょう。
・ “ベスト”を目指すならある程度の時間を掛けましょう。


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