人前で話すときだけでなく、人と少し関わるだけでも顏が赤くなる人っていますよね。中には、顔だけでなく耳まで真っ赤になると悩んでいる人も少なくないのではないでしょうか。
人と関わる中で、顏が赤くなっても悩みを感じていない人は問題ありませんが、顏が赤くなることで何かしらの悩みを持っている場合は要注意!
放っておくと、その悩みがいつの間にか恐怖心へと変わり、対人恐怖症へと発展してしまうかもしれません。そんな悩みを解消してくれるのが、メンタルトレーニング。
メンタルトレーニングと聞くと、なんとなく心が弱い人がすることのようで躊躇う人もいますが、実はトップアスリートも大舞台で自分の持つ能力を発揮するために取り入れているほど、緊張に強い心作りに役立つんです。ここでは、そんなメンタルトレーニングの中から、顏が赤くなる悩みを解消する方法をお伝えします。
顔が赤くなる悩みを解消する、
5つのメンタルトレーニング
顏が赤くなる自分を受け入れましょう
顏が赤くなる原因には、個人差がありますが、多くの場合が過去のつらい経験や人前で起こった恥ずかしいできごとによるトラウマ。
これが原因となり、人からよく思われたい、変に思われたくないという感情を強く抱いてしまうんです。でも、顏が赤くなる悩みを解消するためには、この考え方を根本から変える必要があります。
確かに、人から良く思われたいという感情は、誰もが抱えるものですが、それが極端になってしまうと、人からどう見られているかを意識し過ぎるあまり、かえって緊張してしまうんです。
適度な緊張は、パフォーマンスを向上させますが、過度な緊張はパフォーマンスを低下させるため、思わぬ失敗につながり、さらなる恐怖心を生むという悪循環に陥ることも。
これを避けるためにも、顏が赤くなるのは個性だと、自分自身を受け入れましょう。これを意識し続けることにより、心がリラックスできるので、顏が赤くなる悩みを解消できますよ。
無理にでも笑顔を作りましょう
メンタルトレーニングと聞くと、難しいことを想像しがちですが、顏が赤くなるのを改善するためには、難しいメンタルトレーニングをする必要はありません。
日ごろから、笑顔を心がけるだけでも十分なんです。これなら毎日続けられそうですよね。人間の脳は単純なので、無理にでも笑顔を作ると「今は楽しい状況にある」と錯覚します。これは、悲しいことやつらいことがあったとき、無理に笑うと、悲しさやつらさが和らぐということ。
同じように、顏が赤くなるような場面で笑顔を作ると、緊張が和らぎ、顏が赤くなるのを防いだり、解消したりする効果が期待できるので、できるだけ笑顔を作るよう心がけましょう。
好きな音楽を聴いて緊張を和らげましょう
音楽を聴いたり、楽器を演奏したり、歌ったりすると、元気になったり、心がスッキリしたりすることがありますよね。これは、音楽の効果によるもので、音楽には、心を癒したり、脳を活性化させたりなど、さまざまな効果があることが分かっています。
顏が赤くなるのを改善するためにも、毎日の生活に音楽を取り入れましょう。私たちは、音楽を聴くと無意識に音楽に呼吸を合わせ、緊張とリラックスを繰り返しています。この繰り返しが、緊張を和らげるのに効果的なんです。
とは言え、緊張を和らげるために役立つ音楽は人それぞれ。さまざまな音楽を聴いて、自分に合った1曲を見つけましょう。良く分からないという人は、心の状態に合わせた音楽がおすすめです。
恐怖心が強いときには、ラフマニノフの「ボカリーズ」、不安に襲われている場合には、ショパンの「前奏曲15番雨だれ」を繰り返し聴いてみてくださいね。
イメージトレーニングをしましょう
顏が赤くなるのを改善するためには、イメージトレーニングも有効です。まずは、どんなシチュエーションのときに顏が赤くなるのか振り返り、想像の中で再現してみましょう。
このとき、その場面をできるだけリアルに思い出すのがコツ!どんなやりとりをして、何を感じたのか具体的に思い出してみてください。
次に、同じ場面で、顏が赤くなる要素を取り除き、自分が人前で堂々と話していたり、緊張せずに物事を成功させたりしている理想の自分を鮮明に想像します。
これを毎日続けることで、無意識の中に理想の自分を擦り込むことができるので、イメージの中でも自分に自信が持てるようになり、余計な緊張をしなるんです。結果として、顏が赤くなるのを改善できるので、ぜひ続けてみてくださいね。
ただし、この方法は、思い出したくもないつらい場面でも詳細に思い出す必要があるので、繰り返し無理をすると、かえって逆効果になることがあります。トラウマになるほどの経験をしている場合には、必ず専門家の指導のもとで行いましょう。
顏が赤くなっても開き直りましょう
顏が赤くなると悩んでいる人の多くは、顏が赤くなることは良くないことだと思っていますよね。でも、緊張して頭が真っ白になったり、顏が赤くなったりするのは、誰にでも起こり得ること。
顏が赤くなるのは、決して悪いことではないんです。赤くなるのは良くないと思っていると、かえって自分を追い詰めます。
すると、良くない状態に陥った自分を想像して、自分自身を身動きできなくさせてしまうんです。顏が赤くなる人は、顏が赤くなったときに「赤くなるな」と思いがちですが、それで顏が赤くなることを抑えることはできません。
顏が赤くなって言いたいことを言えずにいるよりも、顏が赤くなっても言いたいことを言える方が良いので、良い意味で開き直りましょう。
いかがでしたか。人前で話をするのはもちろん、人と少し話をするだけでも顏が赤くなると、それが大きな悩みとなり、人と関わることが苦痛になってしまいますよね。
でも、顏が赤くなる悩みは、簡単なメンタルトレーニングで改善できるかもしれません。顏が赤くなる原因の多くは、過去のできごとのトラウマから、人からよく思われたいと強く思ってしまうことにあります。
意識するしないに関わらず、誰もが人からよく思われたいと思っていますが、これが過度になると、要らぬ緊張を呼び、悪循環に陥ってしまうので、まずは、顏が赤くなるのは個性だと、自分自身を受け入れるところから始めましょう。
顏が赤くなる現実に、人前でうまく立ち回れるポジティブなイメージを繰り返し植えつけることで、実際に自信が芽生え、不要な緊張から解放されるため、毎日イメージトレーニングをするのもおすすめです。顏が赤くなることに悩んでいる人は、ぜひここにご紹介したことを参考にしてみてください。
まとめ
顏が赤くなるのを解消するためには
・ 顏が赤くなる自分を受け入れましょう
・ 無理にでも笑顔を作りましょう
・ 好きな音楽を聴いて緊張を和らげましょう
・ イメージトレーニングをしましょう
・ 顏が赤くなっても開き直りましょう