自己肯定感とは自分の価値や存在を肯定し積極的に評価できること、自己肯定感を持つことや高めることはなかなか難しいことの一つですよね。特に、仕事がうまくいかないときや仕事で大失敗をした後は、自己肯定感どころか自己嫌悪や自己否定の沼にはまってしまいます。
自己嫌悪や自己否定で自信を失ったり自分を責めた結果、仕事のミスが増えたり仕事の意欲が低くなることもあります。一度の失敗でこれまで積み上げてきた自信ががらがらと崩れてしまうことも!?
失敗をしたときに反省することは大切ですが、自信や自己肯定感まで失ってはかえって仕事がうまくいかなくなります。また、根拠はなくても自信はあるという人は、なんだかんだでうまくいくことが多いですよね。
根拠や実績などなくても自己肯定感を高めるだけで仕事がうまくいくこともあるのです。でもそれは一体なぜ?ということで、今回は自己肯定感を高めると仕事がうまくいく理由についてお伝えします。
自己肯定感を高めるだけで
仕事がうまくいく5つの理由
失敗したときに自分を責めたり否定しすぎないこと
自己肯定感が高いと仕事がうまくいく理由の一つ目は、仕事で失敗したときに自分を責めすぎないから。仕事で失敗したときに、失敗そのものだけでなく、自分の全人格を否定したりこれまで積み上げてきたキャリアすべてをなかったことにしてしまう人は多いです。
その結果新しい仕事をもらってもうまくこなす自信がなくなり、仕事の意欲が低下、つまらないミスをしてさらに自信を失うという悪循環に陥ります。自己肯定感が高い方は、失敗は失敗としてきちんと反省しますが、一つの失敗で自分の人格やキャリアまで否定したりしません。
失敗を反省した後はまた、これまで身に着けてきた実績や自信を武器に仕事に取り組むことできるので、仕事がうまくいくのですね。
「次はどうすべきか」と失敗を前向きに捉えることができること
自己肯定感の低い人では、失敗をしたとき「もうだめだ」「自分はだめな人間だ」「会社に必要のない人間」ということで頭がいっぱいになってしまい、肝心の反省に気持ちがむかないことが多いですよね。
「だめだ、だめだ」といっているうちに、次の仕事がきてしまう。反省したり改善策を見つけないまま新しい仕事に取り組まなければいけないため、また失敗してしまいがちです。
自己肯定感の高い人は「自分はだめだ」と考える時間はありません。失敗の反省や改善策を見つけることに気持ちが向くため、次の仕事で仕事の反省を生かすことができるのです。
仕事の失敗で仕事への意欲を失わないこと
自己肯定感の低い人が仕事に失敗すると落ち込んだり、自分を責めたりして、「よし、もう一度がんばろう」という気持ちにはなかなかなれません。仕事の失敗は意欲低下の引き金になるのです。
自己肯定感の高い人では、失敗こそは成長のチャンスと捉えますよね。失敗をばねにもう一段成長しよう、次の仕事こそは完璧にやり遂げるぞという意欲がむくむくとわいてくるので、やる気十分で次の仕事に取り組めるのです。
人前でおどおどしないこと
自己肯定感が低いと、「同僚から仲間はずれにされている」「上司から嫌われているに違いない」と思ってしまいがち、同僚や上司に話しかけるのもおどおどしてしまいます。
また、プレゼンテーションの発表をしても、上司や同僚から自信がないことを見抜かれてしまいますし、会議の発言も自分から積極的にすることができません。「私のアイデアなんか役に立たない」と思ってしまうからです。
このようなおどおど、自信のない社員に大切な仕事は任せられないし、自信なさそうに発表するアイデアは、どんなにすばらしい内容でも聞く人の耳にはつまらないアイデアに聞こえてしまいますよね。
反対に自己肯定感が高い人は、堂々と同僚や上司と話すことができますし、気持ちに余裕がある分、ジョークやユーモアの効いた会話もできます。プレゼンや会議でも自信たっぷりに臨むので、上司からみたらたのもしい部下です。
自己肯定感が高く、それが態度にあらわれていると、周囲からの評価も自然と高くなるため、大切な仕事を任せられやすいし、仕事がうまくいきやすいです。
新しい人と関わってどんどん人脈を広げていくこと
「自分はあなたにとってよいビジネスパートナーになりますよ」「私はあなたの望む能力を持っていますよ」と自分を売り込むことができるのですね。
その結果、新しい仕事が舞い込んできたり、新しい人脈から思いがけないチャンスをつかむことがあります。自己肯定感が低いと、他人と関わることに消極的になってしまうし、とてもではないけど「自分を価値ある人間」と周囲に宣伝して回ることはできません。
新しい人脈や仕事を掴むチャンスを持てないため、仕事がなくなったり、仕事に行き詰まりやすくなります。
いかがでしたか。以上が自己肯定感を高めると仕事がうまくいく理由についてでした。自己肯定感を高めることで、失敗したときの対処法や失敗の捉え方が変わります。
自分を責めるのではなく失敗を反省して改善点を見つける、仕事の意欲を失うのではなく「成長のチャンス」と捉えてさらに意欲を高めることができるのです。その結果、仕事がうまくいくし失敗を挽回できる、仕事がうまくいったことでさらに自己肯定感を高めるというよい循環が生まれるのですね。
また、自己肯定感が高い人は上司や同僚と堂々と接したり、自分の意見を発表することができます。また、新しい人にもどんどん自分を売り込んでいくことができます。その結果、周囲の評価は高まるし、新しい人脈を生かして仕事のチャンスをつかむことができるのです。
まとめ
自己肯定感を高めると仕事がうまくいく理由は
・ 失敗したときに自分を責めたり否定しすぎないこと
・ 「次はどうすべきか」と失敗を前向きに捉えることができること
・ 仕事の失敗で仕事への意欲を失わないこと
・ 人前でおどおどしないこと
・ 新しい人と関わってどんどん人脈を広げていくこと