元気が出ない時にエネルギーをくれる名言とその解説


やることはやらなくちゃ、前に進まなきゃ・・・でも、落ち込んでしまって元気が出ない!そんなときもありますよね。特に自分にとって大きな失敗があったときには、元気が出ないのも当然。

モチベーションを保つのにも苦労します。人生落ち込んでばかりもいられません。前進あるのみなのです。そうわかっているあなただからこそ、元気が出ない時に活力をくれる「何か」が欲しいのではないでしょうか。

「何か」は人それぞれ、食べ物であったり、趣味であったり、友達との交流であったり。元気が出ない人の中には「言葉」で元気づけられたい方もいるでしょう。

今回はそんなあなたに、すぐにでも前向きになれそうな、元気が出ない時にエネルギーをくれる名言を、解説付きでお伝えします。

 

元気が出ない時に
エネルギーをくれる名言とその解説

 

私は今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を今まで二万回しただけだ エジソン

発明家として知られているエジソンの言葉です。エジソンは、生涯に1000以上の発明と、新しい技術改革を行った人物であると言われています。

有名な発明は、蓄音器、白熱電球、活動写真です。そのエジソンが白熱電球の発明についてあるインタビューで答えたのが、「私は今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を今まで二万回しただけだ」という言葉でした。

「失敗は成功の母」という格言が有名ですが、エジソンにとって電球の実験がうまく行かないことは失敗ですらなかったということです。

次は違う方法でチャレンジしてみよう!と思える格言ですね。「失敗してばかりでうまく行かない」と元気が出ないあなた。あなたは本当に失敗したのでしょうか。ひょっとしたら、うまく行かない方法を一つ見つけただけかもしれませんよ。

 

どうして自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか アインシュタイン

ドイツ生まれのユダヤ人で、理論物理学者のアインシュタイン。相対性理論を提唱したことで知られている人物です。舌を出したおどけた写真が印象的ですが、幼い頃は、人と話したりすることは苦手だったと言われています。

そんな苦手なことがあったアインシュタインだからこその、元気が出ないときに響く名言が「どうして自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか」です。

アインシュタインはこうも続けました。「人間性について絶望してはいけません。なぜなら私達は人間なのですから。蝶はモグラではない。でも、そのことを残念がる蝶はいないだろう。」自己嫌悪に陥ってしまうと、「自分はダメだ」という感情から抜け出せず、前に進めないこともありますよね。

元気が出ないときは、自分らしさに気づけず、自分の存在自体をけなしたりしてしまいがちです。変えられない自分の人間性を残念がる必要はないと彼は教えてくれます。

自分の人間性を責めるのは、他人だけでいい。あえて自分まで、自分のことを非難する必要はどこにもない。アインシュタインに応援されているようで、自信が持てる名言ですね。

 

わからぬ将来のことを心配しているより、まず目前のことをする 伊達政宗

戦国時代の武将として名高い人物、伊達政宗の名言です。大きな負けを知らず、天下分け目の戦争、関ケ原の戦いでも徳川軍についていました。

そのため、江戸時代に入ってからは初代仙台藩主に任命され、名を残しています。そんな伊達政宗にもピンチはもちろんありました。家来である者の中にスパイがいて、敵である伯父最上義光と組んで謀反を起こされてしまったのです。

反逆者に対し、老臣たちは将来を見据えるよう慎重な対応を求めたのですが、伊達政宗は一言。「今は火急の時だ。わからぬ将来のことを心配しているより、まず目前のことをする。」と反逆者を即座に討ち取る決断をしました。

悩んでいて元気が出ないときは、「こうなったらどうしよう」「ああなったらどうしよう」と見えない将来のことばかりを考えて次の行動にうつれないものですよね。でも、どんな行動がどんな結果を産むかはずいぶん先にならないとわからない。

それだったら目の前の課題だけをみて、今できることだけをやってみましょう。勝ち組である伊達政宗だからこその、説得力のある名言です。

 

永遠に比べたら、ほんの一瞬しか生きていられないのに、人生なんぞ苦しむに値するものだろうか トルストイ

19世紀ロシア文学を代表する文豪、トルストイ。『戦争と平和』の作品で知られ、非暴力主義者としても有名です。インドで非暴力不服従を唱えたガンジーとも親交があったと言われています。

どんなに他者から攻撃されても、何があっても、自分は暴力を振るわない、という決断は、強い精神力を持っていないと実行できませんよね。

そんなトルストイの人間性が垣間見られる言葉が「永遠に比べたら、ほんの一瞬しか生きていられないのに、人生なんぞ苦しむに値するものだろうか」です。元気が出ないときには、苦しい気持ちにとらわれて落ち込んでしまいます。

自分の悩みがいかにも重大な事件であるかのように感じられますが、そんな苦しみも宇宙的な時間に比べたらほんの一瞬。このように考えると、「たった一人の、たった一時の悩み」なんていかにもちっぽけで取るに足らない気がしてきますね。具体的に解決方法が見つからない悩みにぶつかったら思い出したい名言です。

 

苦しいときには、自分よりもっと不幸な男がいたことを考えよ ゴーギャン

フランス、ポスト印象派の画家であったゴーギャン。『タヒチの女(浜辺にて)』などの作品で知られています。今でこそ評価されていますが、彼の人生は決して平穏なものではありませんでした。

彼の悲劇は、パリの株式市場が大暴落したことに始まります。株式仲介人としての仕事をうけ、さらに絵画の取引を行っていたゴーギャンは、一気に生活難に陥ってしまいます。

あげく、妻とは離婚。結果的に、趣味であったはずの絵画で生活をしていくことになったのです。その後、ゴッホとアルルという町で共同生活をはじめますが、ゴッホとは次第に意見が対立。ゴッホが自分で耳を切り落とすという大事件が起こり、共同生活は終わりを告げました。

そんな、波乱万丈な人生を送ってきたゴーギャン。どのように気持ちを奮い立たせていたかと言えば、「苦しいときには、自分よりもっと不幸な男がいたことを考える」・・・なんとも庶民的な発想とも思えますが、著名な画家が考えていたと思うとちょっと勇気づけられませんか。元気が出ないときに、すぐに実践できそうな思考の方法です。

 

いかがでしたか。元気が出ない時、どんな言葉が心に響きエネルギーを与えてくれるのでしょうか。自分の元気が出ない状態に寄り添ってくれる言葉、臆病になっている心にかつを入れてくれる言葉、考え方を変えさせてくれる言葉など、人によって元気が出ない時に欲しい名言は異なります。

ここでご紹介した名言、一つ一つタイプが異なるようでいて、実はメッセージは同じです。それは、「あなたはそんなに悩んだり、悲しんだりしなくていいんだよ」ということ。元気が出ない時は、ネガティブな気持ちで心が支配されてしまいがちです。

その感情がさらに心のエネルギーを奪い、元気が出ない状態が悪化してしまうのが恐ろしいところ。そんなときは、「一度ネガティブになる必要がない」と考え直す努力が必要なのです。

「失敗だと思ったけれどそうではなかった」「極端に自分を責めすぎかもしれない」「もっとやるべきことが目の前にあるじゃないか」「よく考えたら取るに足らない悩みでは」「あなたはどん底ではないよ」名言たちは、様々な角度から、元気が出ないあなたを応援しています。

お気に入りの名言を見つけられたら、自分の心の支えにしていきましょう!そのうち思考も変わってきて、元気が出ない自分とさよならできるはずですよ。

まとめ

元気が出ないときにエネルギーをくれる名言とは

・ 私は今までに一度も失敗をしたことがない。電球が光らないという発見を今まで二万回しただけだ エジソン
・ どうして自分を責めるんですか?他人がちゃんと必要な時に責めてくれるんだからいいじゃないですか アインシュタイン
・ わからぬ将来のことを心配しているより、まず目前のことをする 伊達政宗
・ 永遠に比べたら、ほんの一瞬しか生きていられないのに、人生なんぞ苦しむに値するものだろうか トルストイ
・ 苦しいときには、自分よりもっと不幸な男がいたことを考えよ ゴーギャン


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