イライラしやすい性格の方、自分のイライラに自分で疲れてしまうことありますよね。「こんな些細なことでイライラしなくても」と内心自分で呆れてしまったり、家族に八つ当たりしてしまった後自己嫌悪に襲われたり。
ときには「どうして私がイライラさせられなきゃいけないの!」と原因を作り出す相手や出来事にイライラを通り越して怒りが湧き出てきたり……。
イライラというものは、その原因が解消されても不快な気持ちは長く残るもので、精神衛生上イライラするということはあまりよいことではありません。
イライラしやすい方もできる事なら、毎日心穏やかに過ごしたと思っているはずです。実は、イライラは心を上手にコントロールすることである程度おさえることができるものです。
イライラしやすい人としない人の差は、もちろん性格の差もありますがこの心のコントロールを身に付けているかどうかも大きいです。というわけで今回はイライラしやすい人に最適な、上手に心をコントロールする方法をお伝えします。
イライラしやすい人に最適な、
上手に心をコントロールする方法
深呼吸をして心を鎮めること
イライラし始めたら、まずは意識してゆっくり深呼吸、イライラの初期衝動を鎮めます。イライラしやすい方は、この初期衝動の段階で心を支配されがち、頭の中もその原因に対する怒りでいっぱいになってしまいがちです。
イライラの初期衝動を鎮めることで、イライラにとらわれず冷静さを取り戻すことができますよ。イライラは心の状態ですが、身体症状としては、脈拍が早くなる・呼吸が浅く早くなる・体温が上がるなどで、これは副交感神経よりも交感神経が優位に働いている状態です。
身体をリラックスさせ副交感神経を優位にすることで、身体だけでなく心もリラックスすることができ、イライラの初期衝動がおさまります。なので、イライラしてきたなと思ったらまずは深呼吸!目を閉じて大きく息を吸い込みましょう。
イライラの原因を明確にすること
イライラしやすい方は時間が経つと、どうして自分がイライラしているのか、その原因を見失ってしまうことが多いです。原因もないのに、ただイライラしているという方もいるのでは?
でも、これでは損ですよね。イライラするときは、頭も心もとらわれ冷静な思考ができなくなってしまいがちですが、深呼吸で一度自分を落ち着かせて、原因を分析してみましょう。
イライラの原因は仕事が予定通りに進まないから?相手が待ち合わせに遅刻するから?その原因を明確にすることで、イライラを鎮める方法が自然と見えてくるし、ときには「こんな大したことのない理由でイライラするなんてバカみたい」と思うこともできます。イライラする時間を短くすることができますよ。
イライラの原因を取り除くこと
イライラの原因がわかったら、次はその原因を取り除き心の平穏を取り戻す努力をしましょう。イライラしているだけではその原因を取り除くことはできないので、ここは冷静に!建設的なやり方をとってください。
たとえば仕事の遅れであれば、イライラする前にまずは予定を立て直し、冷静な頭で仕事に取り組んだ方が仕事は早く片付きます。
イライラしていてはさらなるミスを引き起こし、余計に仕事が遅れてしまうことも!?イライラは大きくなる一方です。遅刻する相手にイライラしているときには、いっそ帰ってしまうのも一つの手!
他には、待っている間に仕事をしたり読書をしたり、待つ時間を自分のために有意義に使うことでイライラを解消することができます。
イライラしている時間は何をやってもうまくいかないし、気持ちも最悪、何もいいことはありません。その原因を取り除き、イライラする理由をなくすことで、早く自分を解放してあげましょう。
「大したことではない」と自分に言い聞かせること
予定外のハプニングや突然のキャンセルでイライラしてしまうこと、ありますよね。こんなときは、イライラの原因を取り除くことも難しいです。
ハプニングやキャンセルでイライラするときには、「このハプニングは自分にとって大した問題ではない」と自分自身に言い聞かせましょう。
実際、イライラしやすい方の原因は大したことではなく、落ち着いて考えれば「そんなことでイライラする必要はなかった」ということも多いです。
ハプニングやキャンセルはあなたにとっては不可抗力、イライラしてしまうのも仕方ありませんが、かっと頭に血が上ってもすぐに心を支配されない!「大したことではない」と心をなだめてください。
イライラを我慢できた自分にご褒美をあげること
イライラを我慢できたときには、自分をほめてあげましょう。イライラせずに粘り強く仕事に取り組んだため締切に間に合った、遅刻してきた相手を笑顔で迎え入れることができた、電車が遅れたときも爪を噛まず傘を折らず冷静に対応することができた、こんなときにはすかさず自分にご褒美です。
好きなお菓子を食べて「イライラせずによくがんばった」と自分をほめてあげてくださいね。また、そうならなかったメリットをしっかり頭に刻み込んでください。
イライラで心がすり減らずに済んだから一日気持ちよく過ごすことができた、仕事のミスを最小限におさえることができた、友達との仲が険悪にならなかった、イライラしないといいことがこんなにいっぱい!
ということを覚えておくと、次回そうなってしまいそうなときも、「待て待て」と自分にブレーキをかけることができます。イライラしやすい自分とおさらばすることができますよ。
いかがでしたか。以上が、イライラしやすい人に最適な上手に心をコントロールする方法でした。イライラしやすいのはその初期衝動、まだイライラの導火線に火がついただけの状態なのに、そこですでに心を支配されてしまうからです。
イライラの導火線に火がついたとしてもすぐに心を奪われない!深呼吸をして、冷静な気持ちを取り戻してください。冷静さを取り戻したら、イライラの原因を明らかにし、その原因を取り除くことに思考を向けます。
ときにはイライラの原因を明らかにした結果、イライラするだけの価値もない原因だったということに気付くこともあるでしょう。
そのことに気付くためにも冷静さを保っておくことが大切です。イライラしやすい自分がイライラを我慢できたというときには自分をほめてあげてください。
まとめ
イライラしやすい人が心をコントロールする為には
・ 深呼吸をして心を鎮めること
・ イライラの原因を明確にすること
・ イライラの原因を取り除くこと
・ 「大したことではない」と自分に言い聞かせること
・ 我慢できた自分にご褒美をあげること