頭ごなしに決めつける上司、人の話を聞かない先輩、生意気な後輩、性格が合わない同僚など、誰もが関わりたくない人の一人や二人はいますよね。

十人十色という言葉があることからも分かるとおり、世の中には、さまざまな人がいるので、関わりたくない人がいるのは当然のこと。でも、どんなに関わりたくない人でも、職場や近所付き合いなどでどうしても付き合わなければいけないことも多いもの。

そのたびに、大きなストレスを感じている人も少なくないのではないでしょうか。関わりたくない人を無理に好きになることはありませんが、できるだけストレスを感じずに過ごしたいですよね。そこで今回は、関わりたくない人との距離をうまく保つ方法をお伝えします。

関わりたくない人で悩む人必見！
傷つけ合わずに距離を保つ方法

すべての人と仲良くすることはできないと割り切りましょう

関わりたくない人とのことで悩んでいる人の中には、どうやったら仲良くなれるだろう、どうしたら良い関係を築けるだろうと考えている人もいますが、頭で考えていることと、心が感じていることは必ずしも一致しないもの。

心で関わりたくないと思っている場合、なんとか仲良くなろうと考えることが、かえってストレスとなってしまいます。すべての人と仲良くすることは理想ですが、実際には、すべての人と仲良くすることはできません。

このことを知り、割り切ることも大切です。どうしても割り切れないという人は、「この人と関わることで、自分がどんな成長をするのか」考えてみましょう。

関わりたくない人ほど、自分にはない価値観を持っているものなので、そこから学ぶことができれば、あなた自身のステップアップにつながります。

相手の良いところを探してみましょう

関わりたくない人と一緒に、仕事や作業をしなければいけないこともありますよね。毎日のように、関わりたくない人と顏を合わせることを考えただけでも大きなストレスを感じるもの。

毎日関わるくらいなら辞めてしまおうかと考える人も少なくないのではないでしょうか。物理的に可能であれば、転職や転学などをするのもひとつの方法ですが、簡単ではないので、考え方を少し変えて、関わりたくない人の良いところを探してみましょう。

関わりたくないと思う気持ちが強ければ強いほど、最初は難しいものですが、相手の良いところを探していると、いつの間にか相手を肯定できるので、相手との距離をうまく保つことができるようになりますよ。

離れられる時間は離れましょう

それまで仲良くしていた人でも、きっかけとなる何かがあれば、それを境に関わりたくない人になってしまうこともありますよね。

そんな人とは、すぐにでも距離を置きたいと考えるものですが、急に離れてしまうと互いが傷つけ合うことにもなりかねないので、フェイドアウトするように距離を取っていきましょう。

まずは、自分から連絡する事をやめ、お誘いの3回に2回は、何らかの理由をつけて断ります。3回に1回は誘いに乗りますが、これも徐々に減らしていきましょう。

メールなどの返信は、少し時間を置いて、要件だけの短いものに留めます。たまには無視してしまうのも良いでしょう。

無視をすると、相手から何らかのアクションがあることが多いので、相手を傷つけない理由を伝えることをお忘れなく。これを続けていくと、いつしかそれが当たり前になり、自然に距離を取ることができます。

相手に対して無関心になりましょう

あなたの周りにいる人を「好きな人」「嫌いな人」「どちらでもない人」の3つに分類してみましょう。ここで重要になってくるのは、「どちらでもない人」。つまり、なんとも思っていない人ですね。

この「なんとも思っていない人」というのは、あなたにとってどんな人たちか考えてみてください。たいていは、顏は合わせるものの、ほとんど接点のない人や、あまりよく知らない人だということが分かります。

次に、あなたは、その人たちとどんな風に接しているか思い出してみましょう。関わりたくない人とうまく距離を保つためには、今思い出した「なんとも思っていない人」と同じように接するのがコツ。

これを実行することで、あなたにとっての関わりたくない人がなんとも思っていない人に変わってくるので、必要以上に付き合うことも傷つけ合うこともなくなります。

陰で愚痴を言うのはやめましょう

関わりたくない人と接点があると、どうしても誰かに愚痴を聞いて欲しくなりますよね。確かに、陰で愚痴を言うと、気持ちがスッキリしますが、それは瞬間的なもので、関わりたくない人だということを再認識するだけなんです。

また、ことわざにもあるように、人の口に戸を建てることはできないので、一度言葉にしてしまうと、巡り巡って相手の耳に届いてしまうこともあります。

これでは、お互いが傷つけ合うことにもつながりかねません。わずか一瞬の気持ちよさと引き換えに、たくさんのものを失うのはもったいないので、陰で愚痴を言うのはやめましょう。

いかがでしたか。誰もが関わりたくない人の一人や二人はいますよね。私たちは、みなそれぞれ異なる個性を持っているので、関わりたくない人がいることは、決しておかしなことではありません。

でも、職場や近所付き合いなどで、関わらなければいけないこともあるので、関わりたくない人のことで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

関わりたくない人と毎日一緒に仕事や作業をしなければいけないときには、相手の良いところを探してみましょう。「なんとも思っていない人」に対する接し方を思い出し、同じように接してみるのもおすすめです。

何らかのできごとがきっかけで、仲良くしていた人が関わりたくない人に変わってしまった場合には、フェイドアウトするように、少しずつ距離を取っていくと自然です。関わりたくない人のことで悩んだら、ここにご紹介したことをぜひ参考にしてみてください。

まとめ

関わりたくない人と距離を保つためには

・ すべての人と仲良くすることはできないと割り切りましょう
・ 相手の良いところを探してみましょう
・ 離れられる時間は離れましょう
・ 相手に対して無関心になりましょう
・ 陰で愚痴を言うのはやめましょう