「乾燥肌を治す方法」と検索するだけで、実に多くの情報にいきあたりますよね。さらにその情報から「こんな化粧品がいい」「今なら高額なスキンケアセットがお得に!」なんて宣伝にたどり着くこともしばしばです。
悩みが深刻であればあるほど、口コミサイトを読み漁ったり、購入を真剣に考えたりする人もいるでしょう。もちろんモノによりますが、確かにある程度スキンケア用品の値段と効能は比例する部分はあります。
しかし、いくら高価な化粧品を使用したところで土台の質が整っていなければ、本来の効果は期待できません。そこで今回は、ついついやってしまいがちな、間違ったスキンケアを改善して、乾燥肌を治す方法についてお伝えします。
洗顔時はこすりすぎたり、力を入れすぎたりしない
乾燥肌を治す方法は「泡で優しく洗顔すること」なんて言いますが、なんとなくそれだと汚れが落ちないような気がして、ついつい力を込めてはいませんか?その他にも、ナイロンの洗体用タオルで顔をこすって洗ったり、毛穴パック(鼻の角栓を取ったりするのも流行りましたね)やスクラブ洗顔を行ったりはしていないでしょうか。
これらの洗顔方法だと、知らないうちに角質層を傷つけてしまっているかもしれませんよ。乾燥肌を治す方法は、とにかく「刺激を与えすぎないこと」です。こすっていなくても、パッティングや指先での強めのマッサージ、クリームを塗りこむ力ですら肌にとってはダメージとなり得るのです。
スキンケアに「摩擦は大敵」と肝に銘じて、とにかく洗顔の際は、優しく・力を入れず・できるだけ指を触れさせないように行うようにしましょう。
クレンジングや洗顔は不必要にやりすぎない
クレンジングや洗顔は美肌を保つために必要なケアですが、やりすぎればそれも毒。乾燥肌を治す方法は「不必要に洗いすぎないこと」も大切です。実はクレンジングや洗顔のたびに、肌の汚れや余分な皮脂だけではなく、美肌の要素である皮脂膜や角質層の細胞間脂質・天然保湿因子も一緒に洗い流しています。
頻回に洗顔を行えば、保湿成分がどんどん失われていくのが良く分かりますよね。肌にはもともと、自然回復力・治癒力が備わっています。乾燥肌を治す方法は、不必要な汚れのみを取り除き、睡眠中に働くバリア機能をしっかりと維持することにあります。
熱めのお湯で顔を洗ったり、ふき取りクレンジングや化粧水を徹底的に使ったりするのは、大事な皮脂まで洗い流し、乾燥肌を助長させてしまうので気をつけてくださいね。
洗浄効果の強すぎるクレンジング剤などは極力避ける
何度も洗うのが厳禁だからといって、あまりにも洗浄効果の強いクレンジング剤や洗顔料を安易に使い続けるのも考え物です。作用が強ければ強いほど、当然ながら皮脂膜や細胞間脂質、天然保湿成分なども根こそぎ洗い流してしまいます。
そうなると必然的に、乾燥肌以外にも、吹き出物や顔の赤みといったトラブルに見舞われやすくなりますよね。乾燥肌を治す方法としての洗顔を考えるなら「濃いメイクが簡単に落ちるクレンジングや洗顔剤(ふき取りタイプを含む)は使用方法を考える」のがベスト。
現代に生きる社会人女性としては、化粧はマナーの1つでもありますが「基本的にナチュラルメイクを心がける」「時にはノーメイクの日を設ける」といった対策を心がけ、肌を休ませることが乾燥肌を治す方法として有効です。
なにがなんでもメイクはその日のうちにきちんと落とす
乾燥肌を治す方法、以前に言語道断なのが「メイクをしたまま寝る」もしくは「手抜きをしてちゃんと落とさない」、コレにつきます!
ただでさえ刺激物である化粧に1日の汚れ(化学物質・ほこり・皮脂・その他)が混ざり合って、ドロドロになっている状態で長時間肌を放置しているなんて……考えなくても結果は必然ですよね。特に敏感肌体質の人がこれをやってしまうと、翌日できた吹き出物や、取れない顔の赤み、肌荒れに激しく後悔することになります。
乾燥肌を治す方法として、というよりも、あなた自身の肌を守るためにも、健康のためにも、どんなに疲れていても頑張ってメイクだけはきちんと落とすようにしてください。
以上、乾燥肌を治す方法を最大限に活かすための、まずは基礎の部分をご紹介しました。そのうえで、「化粧品やスキンケア用品は肌質にあったものを使用する」ことが重要です。
できれば値段や素人判断で安易に購入するのではなく、一度肌診断をしてもらったうえで検討すると良いでしょう。市販のものにしろ、専門の化粧用品店のものにしろ、自分の肌質をしっかりと把握したうえで使うのと、全く気にもせず使うのとでは、長いスパンで比較した時に大きく差が出てくるものです。
乾燥肌を治す方法は、他にもいくらでもあります。きちんと状態を見極めたうえで、そのつど適切な対応を行うように意識しましょう。
まとめ
乾燥肌にならないために気をつけるには
・ 洗顔時はこすりすぎたり、力を入れすぎたりしない
・ クレンジングや洗顔は不必要にやりすぎない
・ 洗浄効果の強すぎるクレンジング剤などは極力避ける
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